夜間・休日の精神症状、どこに相談する?

夜になって、家族の様子が急に変わった。
休日で、かかりつけの精神科は閉まっている。
そんなとき、どこに電話すればいいのかがすぐに分かる方は、多くありません。

東京都には、夜間や休日に、精神科の受診先を案内してくれる窓口があります。
ただ、命に関わる様子があるときは、ためらわず119番です。

受診先が決まったあと、ご家族だけで病院へ向かうのが難しいときは、
民間救急という手段もあります。

命や安全に関わるときは、119番・110番

次のような様子があるときは、迷わず119番に電話してください。

  • 呼びかけても反応がない
  • 大量にお薬を飲んだ
  • 自分を傷つけて、出血が多い
  • けいれんが止まらない
  • 高い所から落ちた
  • 飛び降りようとした

ご家族やご本人に、暴力の危険が迫っているときは110番です。
警察は、ご本人や周りの方の安全を確保するために動いてくれます。

救急車を呼ぶほどか迷うときは、#7119(東京消防庁 救急相談センター)に相談できます。
救急車が必要かどうかや、受診できる病院を案内してもらえます。

かかりつけの精神科があるなら、まずそこへ

通院中や入院中の病院があれば、まずその病院に連絡してください。
ご本人の病状やお薬を知っている病院が、いちばん的確に判断できます。

「今夜は様子を見てよいか」「朝一番で受診するか」も、相談できます。

夜間や休日の連絡先は、診察券や入院の案内で確かめておいてください。
落ち着いているうちに見ておけば、いざというときに慌てずに済みます。

かかりつけに相談できない夜は、東京都の窓口へ

かかりつけの病院がない、あっても夜は電話がつながらない。
そんなときは、東京都の窓口に相談できます。

窓口電話時間
精神科救急医療情報センター
(東京都保健医療情報センター「ひまわり」内)
03-5272-0303平日土:17時~翌9時
休日:24時間
東京都 夜間こころの電話相談03-5155-5028毎日午後5時から午後10時まで
(受付は午後9時30分まで)
東京消防庁 救急相談センター#7119救急車が必要か迷うとき
時間は東京都の案内の表記のままです(2026年10月に確認)。
時間や番号は変わることがあるので、最新の情報は東京都のサイトでご確認ください

受診先を探すなら、精神科救急医療情報センターへ。
まず話を聞いてほしいときは、夜間こころの電話相談です。

平日の昼間は、お住まいの地域の保健所や、精神保健福祉センターでも相談できます。
多摩地域の方は、多摩総合精神保健福祉センター(042-371-5560)です。

受付は、月曜日から金曜日まで 午前9時から午後5時まで(祝日・年末年始を除く)です。

精神科救急医療情報センターに電話すると

ご本人やご家族から電話で状況を聞き、受診が必要かを判断します。
必要なときは、その日に受診できる精神科の病院や診療所を案内してくれます。

東京都が決めた当番の病院で、診察を受ける流れです。
「病院に行くほどか分からない」という段階でも、相談できます。

電話では、ご本人の年齢と今の様子、いつから、どう変わったかをよく聞かれます。
通院中の病院と病名、飲んでいるお薬、お住まいの地域も、手元に用意しておくとスムーズです。

看護師としてひとつ添えると、慌てているときほど、お薬の名前は出てこないものです。
お薬手帳をそばに置いてから電話をかけると、落ち着いて答えられます。

案内された病院への移動は、ご家族で手配します。
ご家族だけで車に乗せるのが難しいときは、次の見出しをご覧ください。

救急車と民間救急は、役目が違います

救急車は、命に関わる急な病気やけがのためのものです。
精神症状だけで、お身体の状態が落ち着いているときは、対象にならないことがあります。

受診先は決まったけれど、ご家族だけでは病院へ向かうのが難しい。
興奮や拒否があって、移動のあいだ見守りが必要。
そうしたときに頼めるのが、看護師・救急救命士が同乗する民間救急です。

ご本人が落ち着いていて、座って移動できるなら、
自家用車やタクシー、介護タクシーでも向かえます。

民間救急は、受診先が決まってから

リーベルの精神搬送は、受診先や入院先が決まっている方の移動をお手伝いするサービスです。
事前予約制で、深夜・早朝の移動も承ります。

今夜のうちに、という急なご依頼は、まずお電話で空き状況をお確かめください。

  1. お電話で、ご様子と受診先を伺います病状やお薬、ふだんのご様子、気持ちが揺れやすい場面を伺います。
  2. 同乗するスタッフと、車両を決めます状況に応じて当社の社員複数名対応も可能です。
    ご家族の協力を得て搬送することもあります。
  3. ご自宅で、ご本人に声をかけます急がせず、ご本人のペースで車までご一緒します。
    身体の拘束は、基本的に行いません。
  4. 病院へお連れし、申し送りをします移動中の様子を、病院の看護師さんに引き継ぎます。
リーベルの民間救急車
看護師・救急救命士が同乗し、病院まで付き添います

サービスの詳しい内容は、精神搬送のページでご案内しています。

お電話では、お迎え先と受診先の病院、受診の時間を伺います。
お住まいの階と、エレベーターがあるかどうかも教えてください。

あわせて、ご本人の今のご様子と、受診をどう受け止めているか。
通院中の病院とお薬、同乗するご家族の人数も伺います。

ご本人が受診をいやがるとき

私たちが伺うときは、前もってご様子をお聞きし、当日は急がせずに声をかけます。
時間をかけてお話しすることで、ご自分で車に乗られる方が多くいらっしゃいます。

入院の形は、病院の精神保健指定医の先生の診察で決まります。
私たちがするのは移動のお手伝いで、入院の判断はしません。

興奮しているご本人への声のかけ方、刺激を減らす環境のつくり方、
医療保護入院のしくみは、こちらの記事にくわしく書いています。

精神疾患のご家族を病院へ連れて行くには?搬送のプロが解説する精神搬送ガイド【医療保護入院対応】

今まさにお困りの方へ 東京消防庁 患者等搬送事業者認定 看護師・救急救命士の同乗に対応 事前予約制・深夜早朝も対応 ご本人が受診を拒む、興奮してご家族だけでは連れて行けない——そうした状況の搬送を、リーベルは日常的にお受 […]

今夜は無理に動かさず、朝になってから受診する、という選び方もあります。
迷うときは、上の相談窓口に電話して、一緒に考えてもらってください。

お電話で、よく聞かれること

病院を探してもらえますか?

申し訳ありませんが、病院のご紹介や選定はしていません。
まずは精神科救急医療情報センターや、かかりつけの病院にご相談ください。

女性のスタッフに来てもらえますか?

女性スタッフの同行も、ご相談いただけます。
ご予約のお電話で、そのようにお伝えください。

料金はいくらですか?

スタッフの人数や距離で変わるため、個別にお見積りします。
考え方は民間救急車の料金・費用のページに載せています。
ご相談は無料です。

受診先が決まったら、移動はご相談ください

  • 東京消防庁 患者等搬送事業者認定
  • 看護師・救急救命士の同乗に対応
  • 事前予約制・深夜早朝も対応

お迎え先と受診先、ご本人のご様子を教えてください。
合う体制と、お見積りをご案内します。

いま命に関わる状態の方は、迷わず119番へ。

電話で相談 042-404-2780

受診先を探している段階は、精神科救急医療情報センター(03-5272-0303)へ。

夜中に迷ったら、この順番で

命に関わる様子があれば119番、暴力の危険が迫っていれば110番。
そうでなければ、かかりつけの病院か、東京都の精神科救急医療情報センターへ。

受診先が決まり、ご家族だけでは車に乗せられないときは、
そこからの移動を、私たちがお手伝いします。

この記事の監修:塚本昂平(看護師)
株式会社BTH 代表取締役。急性期病院の看護師、訪問看護を経て、民間救急・介護タクシー リーベルを創業しました。
監修者のプロフィール

出典:
東京都福祉局「精神科二次救急指定医療機関一覧」
東京都立多摩総合精神保健福祉センター「こころの問題についてのご相談」
東京都保健医療局「薬物乱用についての相談機関」(夜間こころの電話相談の受付時間)
東京消防庁「東京消防庁救急相談センター(#7119)」

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