民間救急はいつ、どう頼む? 予約から当日まで

退院や転院の日が決まると、移動の手配をご家族に任されることがあります。
民間救急を頼むのは、たいていの方にとってはじめてです。

何日前に電話すればいいのか、何を聞かれるのか、費用はいつ払うのか。
最初のお電話では、まずそこを気にされる方が多くいます。

質問の中身と、それを聞く理由が分かっていれば、
電話をかける前の緊張は、少し軽くなるはずです。

119番ではなく、日にちを決めて呼ぶ車です

民間救急は、119番の救急車とは別の、有料の搬送サービスです。
急な病気やけがで呼ぶ救急車と違い、日時を決めて予約します。

東京消防庁には患者等搬送事業者の認定制度があり、
リーベルもこの認定を受けています。

救急車での転院を、東京消防庁は、緊急の処置が必要で
ほかの手段では対応できないときなどに限っています。
病院には、まず民間救急車で対応できないかを確かめるよう求めています。

民間救急が使われるのは、退院や転院、横になったままの通院や検査、
遠方への移動、イベントや撮影の救護などです。

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何日前に電話すればいい?

日時が決まったら、その時点でご連絡ください。
早いほど、ご希望の時間に車両とスタッフを確保しやすくなります。

日程が決まる前でも、お見積りだけでも、電話はかけて構いません。

「明日退院と言われた」という急な話も、まずはお電話ください。
車両とスタッフに空きがあれば、当日や翌日のご依頼にも対応します。

早めに動いてほしいのは、遠くへの移動です。
新幹線や飛行機を使うときは手配に日数がかかるので、
日程が固まる前から声をかけてください。

フォームやLINEでも、予約はできます

日が迫っているときは、お電話がいちばん確実です。

お問い合わせフォームやLINEは、夜のうちに送っておきたいときや、
ご家族と相談しながら決めたいときに向いています。

フォームなら、「来月ごろ、病院から自宅へ、横になったまま」
くらいの書き方で十分です。

スタッフが内容を確かめてからお返事し、ご案内のあとで予約が確定します。
病院の相談員さんや看護師さん、施設の職員さんからのご依頼も承ります。

電話で聞かれる8つのこと

お電話では、スタッフがだいたい次の順で伺います。
どれも、当日の体制とお見積りを決めるために聞いています。

  1. お迎え先と行き先お迎え先で基本料の区分が、行き先までの道のりで
    かかる時間の見込みが決まります。
  2. ご希望の日時と、着いていたい時間転院先の受け入れや外来の予約の時間から逆算して、
    お迎えの時間を決めます。
  3. ご本人の今のご様子座っていられるか、横になったままがよいかで、
    乗り方と見守り方が変わります。
  4. 酸素・点滴・医療機器酸素は1分あたりの量も伺います。
    使う機材と料金が、ここで変わります。
  5. 階段とエレベーター階段は何階分かを伺い、介助の人手と、
    布担架などの道具を決めます。
  6. 看護師の同乗付き添いについて病院で言われていることがあれば、教えてください。
    迷うときは、一緒に決めます。
  7. 一緒に乗るご家族の人数付き添いの席には限りがあるので、先に伺います。
  8. お支払いの方法当日は原則現金です。
    ほかの方法をご希望なら、ここでお知らせください。

その場で答えられないことは、あとからで大丈夫です。
病棟の看護師さんに確かめてから、あらためてお電話ください。

詳しい病歴や書類は、必要なときにこちらからご案内します。

後部から見た民間救急車の車内(ストレッチャー・座席・機材)
車内には、ストレッチャーと付き添いの席があります

転院の準備と当日の持ち物は、こちらの記事にあります。

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費用は、何で決まるのか

電話でいくつも伺うのは、費用を先にお伝えするためでもあります。

土台は、お迎え先のエリアで決まる基本料です。
乗務員2名とストレッチャーなどの機材、最初の60分・15km分の運賃が入っています。

そこに、その日に必要なことの分が足されます。
時間や距離が基本料の分を超えたとき、看護師が同乗するとき、
酸素や吸引、階段の介助があるときなどです。

時間帯や曜日による加算もあり、有料道路や駐車場の代金は実費です。

お見積りでは、含まれるものと別にかかるものを分けてお伝えします。
料金表と計算の決まりは、民間救急車の料金・費用に載せています。

お見積りは無料で、予約料もかかりません。
金額を見てからお断りいただいても、費用はかかりません。

遠方や、新幹線・飛行機を使う移動は、個別にお見積りします。
詳しくは長距離搬送のページへ。

当日は、病室から到着先のベッドまで

  1. お約束の時間に、病室やお部屋へ伺います同乗する看護師・救急救命士は、
    病棟の看護師さんから申し送りを受けます。
  2. ストレッチャーへ移ります酸素や点滴はつけたまま、お身体を傾けてゆっくり移ります。
  3. 車内で固定して、出発しますベルトで固定し、必要に応じて生体情報モニターをつけます。
  4. 移動中も、ご様子を見守ります段差やカーブはゆっくり進み、長い距離では途中で休憩をはさみます。
  5. 到着先で引き継ぎます到着先のベッドまでお送りし、
    移動中の様子を看護師さんやご家族にお伝えします。
民間救急車の車内で、同乗の看護師が血圧を測る様子
移動中も、看護師がご様子を見守ります

保険証や診察券、お薬、病院から渡された書類は、ひとつの袋に。
出発の直前に、あちこち探さずに済みます。

支払いは、搬送が終わったその日に

お支払いは、搬送がすべて終わった当日に、原則現金でお願いしています。
クレジットカード(一括払いのみ)は、ご予約のときにお申し出ください。

病院・施設からのご依頼で、請求書払いをご希望の場合は、
ご予約のときにご相談ください。

病院の相談員さんが手配したときも、費用はご家族のご負担が通常です。
だれが払うかを予約の時点で決めておくと、当日の精算で迷いません。

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キャンセルは、配車予定日の2日前までにご連絡ください。
前日・当日のキャンセルには、キャンセル料がかかります。

看護師や宿泊、新幹線の乗車券など、当社以外の予約が済んだ後の
キャンセルにも、費用がかかります。
くわしい決まりは料金ページに載せています。

はじめての方が、よく気にされること

介護タクシーと民間救急、どちらを頼めばいいですか?

移動中に、医療者の対応が必要かどうかで選びます。
リーベルは介護タクシーも運行しているので、
迷ったままのお電話でも、合うほうをご案内します。

お見積りより高くなることはありますか?

有料道路や駐車場の実費、待ち時間で延びた分は、
お見積りに含まれないことがあります。
そうした分は、お見積りのときに先にお伝えします。

夜中や早朝でも来てもらえますか?

事前のご予約で、深夜・早朝の移動にも対応します。

はじめての方も、ご相談ください

  • 東京消防庁 患者等搬送事業者認定
  • 看護師・救急救命士の同乗に対応
  • 事前予約制・深夜早朝も対応

日時とお迎え先・行き先、ご本人のご様子を教えてください。
酸素などの有無や看護師の同乗は、お電話で一緒に整理します。

いま命に関わる状態の方は、迷わず119番へ。

電話で相談 042-404-2780

介護タクシーで足りるか迷うときも、あわせてご案内します。

最後に

予約の電話は、全部そろってからかけるものではありません。
お迎え先と行き先、だいたいの日にちが見えたところで、一度ご連絡ください。
あとは受付のスタッフが、順番に伺っていきます。

この記事の監修:塚本昂平(看護師)
株式会社BTH 代表取締役。急性期病院の看護師、訪問看護を経て、民間救急・介護タクシー リーベルを創業しました。
監修者のプロフィール

出典:
東京消防庁「患者等搬送事業者認定表示制度」
東京消防庁「転院搬送における救急車の適正利用について」

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